tsubaki_style2008-05-04

フィレンツェのサンタクローチェ教会の敷地内にあった革の工房に展示してあったバッグのひとつです。手縫いですね。ここの工房でつくっているものは、まず、革の質の良さが光っていました。でも、デザインがなんとなく洗練されていなくて、私がほしいものはありませんでした。やはり、あのフェラガモのバッグを見てから見ると、そして、値段を考えると、微妙なところです。金具や持ち手はオリジナルで、面白いのですが。革と付属品と形のバランスってむずかしい。この連休、離れて住んでいる息子たちが帰っています。おいしいものを食べさせてやる母の務めと彼らが帰ってますます興奮おてんば絶好調のポテトの世話にしばらくアトリエに降りることは休止状態。今回のヨーロッパの旅で集めたバックルやボタンなどを使って、つくる新作、色が先に決まりましたが、どんな形になるでしょう。オリジナルであることが、私の自己満足に終わらず、持ち手の方の誇りになれるようなものをつくらなくてはいけません。