■

今日は長男の誕生日です。前日の夜中に破水して、半日陣痛に苦しんで、翌日２７日のお昼１２時１７分にようやく産まれました。大きな男の子でした。ブリブリに固太りで、元気がよく、産まれたその日から掛けていたタオルを蹴飛ばして床に落としました。女の子が欲しくて「多分女の子ですよ。」とのお医者さんの言葉を信じて、ピンクのお布団を用意してうきうき待っていたのが、こんなにブリブリの男の子なんて・・・・がっかりしたのが正直な感想でした。男の子って私にとって、乱暴で愛想がないイメージしかなかったのです。ところが、育ててみると、そうじゃなかった。物を投げたり壊したり・・・ということが全くない穏やかな子でした。ぬいぐるみが大好きで、ままごとが好きで、車や電車のおもちゃを買ってやっても興味がなく、ミニカーで遊ぶときは「いってきまーす！ブーン。」なんて、ごっこ遊び。一番好きだったのがぬいぐるみや、ゲゲゲの喜太郎の人形遊び。合体メカも好きだったけれど、激しい遊び方はしなかったなあ。壊れることが大嫌いだった。基地を作って遊ぶのが大好き。ダンボールや押入れが大好きでよくやった「穴の国ごっこ」。レゴでは何時間でも遊んでいるし、ハサミと紙があるといつまでも遊んでいました。個性的な子でした。びっくりするようなコンセプチュアルな作品をつくったのは三歳から五歳くらいのころでした。センスがよく、本当はアートの道に進みたかったでしょう。でも、勉強も大好きな彼は自分が一番行きたかった大学に行ってしまい、それからは東京で働いています。あっという間、たった１８年間の子育てでした。
このおもちゃ・・・・２６年前の今日、パートナーが初めて息子に買ってやったものです。まだ目も見えない息子に。