tsubaki_style2008-08-03

関空11時発ベトナム航空機で、ホーチミンに向かいました。飛行時間は5時間20分。海外に行くには程よい時間です。ニューヨークやパリに行くより随分楽チンなのは、飛行時間の短さもあるけれど、ベトナム航空の機内が少しゆったりしているからもありました。
ホーチミンは雨季だけれど、蒸し暑さは京都より随分ましです。バンコクよりもましな気もします。
ホテルは11階のリバーサイドをリクエストしてあったので、メコン川や対岸の町が見渡せて最高のロケーションです。前には船着場。今日は日曜日なので、フェリーから降りてくるバイクの数も少なく、静かな船着場です。ホテルでウェルカムフルーツを食べて一休みをしてから、ホテル近くのドンコイ通りをぶらついて、夕食を・・・・と。ところが!うっかりしてホテルに地図を忘れていたことに気がつき、お目当ての店には行き着けず、あちこち歩いていい感じのお店に入ることにしました。今回の旅は姉との二人旅で、海外旅行の経験がまだ少し多い私がリードしていくつもりだったのに、早速の失態です。でも、今(旅行から帰って)思うと、着いて間なしの不慣れなホーチミンの夜に地図を見ながらきょろきょろ歩かなかった事はかえってよかったと思いました。そのころはホーチミンバンコクも同じようなものだと甘く思っていたので・・・。
ベトナム語もまったく判らず、しまいに探すのも面倒になってきたころ、なんとなくにぎわっていい雰囲気のレストランが目に入りました。前に立っている呼び込みっぽい男性に英語でここはベトナム料理店か?フォーなど食べられるか?と聞くと、yes! yes! との返事。じゃあ・・・と店内に入るが、店の名前がなあんか気になる。tandoor・・・・・。
その気がかりはやはり的中。メニューを開くと、インド料理しかない!やはり、インド料理店だったのだ。スタッフは全員ベトナム人だし、日本のインド料理店のようには店構えも装飾にもまるっきりインドらしさがない。それにベトナム料理店?て聞いたらイエスいうたやん!フォー食べられるか?イエスていうたやん!うそつき!適当に答えたか、だましたか。
仕方なく、とりあえず、ビールが飲みたかったので、ビールを頼み、そのタンドリーチキンを注文。とにかくベトナム料理を思いっきり食べたくてホーチミンに来た私たちは、わざわざ、しかもしょっぱなからインド料理なんて食べたくなかったので、単品で軽くビールを飲んでさっさと店を出たかった。ところが、ほとんど伝わらない言葉で、どうやら、「タンドリーチキンというものはほかの何かと一緒じゃないとだめ」的なことをしつこくいわれる。もう交渉するのも疲れてじゃあ、タンドリーチキンはやめてサモサ・・・と伝える。ようやく引き下がったウエイトレス。やれやれ。
で、運ばれたのは、山盛りの生野菜に乗せた大きなタンドリーチキンが4切れとサモサ4個。なんか、あんなにやり取りしたのに、まったく伝わってなくてがっくり。そんなにたくさんは食べられそうにないんだけれどなあ。ところが、そこのタンドリーチキンは今まで神戸のインド人が作るどの店のものより美味しかったし、サモサも、あっさりして最高。結局おいしい!おいしい!と絶賛しながらぺロッと平らげました。お腹いっぱい。