tsubaki_style2008-08-04


今日は市場に行って雑貨やボタンを買うつもり。そして、今回の旅の一番の目的、美味しいベトナム料理を食べるぞ!
ホテルから呼んでもらったタクシーは確実に安心と聞いて乗ったのですが、何回も念押ししたアンドン市場とは違うポピュラーな市場べンタイン市場に連れて行かれました。そこはアンドン市場と思い込んでいたために地理ががわからなくなってしまったので、本当なら歩ける距離だったのを次の目的地までタクシーを拾いました。
その番号なら安心と聞いていた 272727。27277 とか、まぎらわしいいんちきがあるから気をつけてと現地ガイドさんにいわれていたので、確かに272727に乗ったのに・・・・。私たちはひどい目にあったのです。
やけに遠回りをされて、まっすぐ行けばすぐのところを10分以上連れまわされているのを感じ取り、いやな予感がしました。それだけならまあ、仕方ないか。ところが・・・・・初めに持っていた地図を見せて目的地を教えたのが失敗の元でした。その地図には私たちが泊まっているランクの高いホテルが丸印してあったのです。それをしっかり見ていたのでしょう。そして、日本人と聞いて、いける!と思ったのでしょう。料金を10倍請求されました。ドンは単位がわかりにくく、メーターも変なところに点があってわかりにくいのはあるけれど、どう考えてもそれは高すぎる。姉が一生懸命財布のドン札を数えて、渡すと、違う!とすごい剣幕で怒鳴られ、怒られ、その十倍を請求してくる。そんなあ?と戸惑っていると、俺が数えてやるとしつこく言ってくる。危ない危ない・・。拒絶してもう一度お札をあらためていると、いきなり運転席から手を伸ばして、札束をわしづかみ!どろぼう!No!!と叫んで二人がかりで取り返す。しかし、私はなんだか怪しい・・・とにらんで、助手席にあった新聞を身を乗り出してめくってみた。すると、そこには案の定札が三枚抜き取ってあったのだ。なにすんのよ!
結局10倍のタクシー代を席にたたきつけ、警察に言うよ!と怒鳴って降りたものの・・・・腹が立ってたまらない。いやあ、ばれたかあって反応ならかわいいのだが、助手席を拳骨でたたきまくって現地語でののしっているんだもの。ののしりたいのはこっちですわ。まあ、何でこんなひどいことがあるのか、その理由はやがてわかったのですが。この国の悲しい事情が。
この旅では、心優しい人にも出会いました。私たちが行っているころまさに日本のコンサル会社がホーチミンの政府高官に3億円もの賄賂を贈っていたとのニュースが流れていました。そんな国から来たのですから。
強奪未遂事件のショックにいつまでもめげていられない私たち姉妹、あまりお腹は空いていませんが、ご飯を食べに行きました。店はどれを頼んでもはずれがないと評判のホアンイエン。(帰ってからネットで調べたら、ホーチミン在住の人の人気ナンバーワンのお店でした。)とりあえずビールと焼きそばを頼みました。私が頼んだのは、スパイシーな焼きそば。麺がシコシコして海老がブリブリで最高の美味しさ!ああ、これぞ求めていた味です。こんなすばらしい食べ物がある大好きなベトナムだったはずなのになあ、今日はホント、ショックでした。