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私がまだ20代のころ美大受験の指導をしていた一人が陶芸作家の三木陽子さんです。大学合格後から今も長いお付き合いがあります。彼女は、我が家に来る度に「先生、こんなん、良かったら使って！」とバッグの中からごそごそっと作品を取り出してプレゼントしてくれます。そんなわけで、庭木の間に転がっている頭のオブジェ、ポテトの水入れ、彼女の作品は我が家のあちこちにさりげなく存在しています。今日はこのお猪口をいただきました。犬の口がついているシリーズのものです。彼女のつくる作品は、部屋の隅を這う配管に犬の体が張り付いていたり、シャワーヘッドが子供の頭だったり、ドアノブが犬の頭になっていたり、お皿に何の違和感もなく綺麗にねずみがついていたり・・・一見静かな日常の身近なものの中にドキッとするものがはめ込んであって、面白いです。