tsubaki_style2008-09-10

去年の九月五日に我が家に来たポテト、こんなに小さかったのです。確か、5・6キロでしたね。アトリエ中心の我が家で大型犬を室内飼いをする、しかも活発なジャーマンポインターを・・・というかなりな難題をどうクリアするか。とにかく出会ってしまってポテトしか考えられなくて、クリアするしかない。幸いポテトが育ったショップ、チャムチャムは、きちんとしつけて社会性をつけて家族に引き渡すのが方針の会社だったので、三ヶ月に満たないポテトもしつけはかなりできている状態でした。
でも、どうしても、タオルやサークルはショップでも噛んでいたようで、果たして、アトリエで大切な革や作品をいたずらしないか、大きな心配でした。
来てしばらくは、棚に並んでいる革の端っこを少ししゃぶってみたりしましたが、だめだと教えるとすぐに覚えて、まったく革には触れなくなりました。
この一年、床をかじったり、壁をひっかいたり・・・数々の事件がありましたが、それにはすべて理由があり、(たとえば、閉じ込められた)わけもわからずいたずらをすることはありませんでした。そういえば、唯一私の大切なストールをかじったのも、私が初めてポテトと離れて五日間も旅行に行ってしまった間のことでした。今はまたすっかり安心してお留守番させられるようになりました。今日は私が学校で8時間お留守番の日でしたが、帰ってみたら、何も散らかっていませんでした。えさの袋も簡単に自分で食べようと思えば食べられる状態ですが、触っていません。
うんち、おしっこは?それもトイレでできる状態で来たので粗相はほとんどありませんでしたが、ウンチに関しては、赤ちゃんのうちは突然催したりして、階段を上がる途中で出てしまったり、事件はありましたね。でも、一年たった今はウンチは朝晩のお散歩で済ませて、楽になりました。おしっこもトイレですることはめったになくなりました。大人になりました。

先日ジャーマンポインターの里親募集が関東でありました。飼ってみたいという人が早速現れていましたが、我が家と同じでうまくいくだろうか・・と心配されていました。ポテトの生まれた平成犬舎のご主人が言われたことを思い出します。「毎日二時間の散歩?それは理想だけど、それぞれの飼い方にちゃんと慣れてくる。」というようなことをおっしゃいました。ジャーマンポインターはとても頭がよいので、適応能力は高いようです。こんなすばらしい犬、もっとたくさん飼ってほしいけれど、粗製濫造されるのはかわいそうでいやだし、やっぱり、「これってなんの種類ですか?」と聞かれる今の状況でもいいか。