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くじ運はない方です。小さなくじ運はまあまあかな。たとえば、行きつけのスーパーでのガラガラくじは、半分以上の確率で最下位じゃないのが当たります。でも、それって微妙なんです。最下位が１００円のスーパーの商品券で、次が１５０円相当のＰＢのラップやスナック菓子。白球じゃなくて赤球が出たときはやっぱりなんとも言えず嬉しいんだけど、そんなもんです。かえって１００円の商品券のほうがありがたいかもしれない、そんなもんです。
そんな私が久しぶりに抽選に当選しました。先日ネットで美術書のバーゲンを見つけて二、三冊買ったついでに応募欄があったので、一応応募しておきましたら、当たったのです。１０組計２０枚、ジョットの展覧会のチケットです。大喜びしている私にパートナーは、「で、交通費もついてるん？」と醒めた突込みを入れました。そう、ジョット展、開催は東京。それに、たいした展覧会じゃないかもしれません。いいのです。私はジョットが大好きだし、そのためにわざわざ東京へということもないけれど、東京にはポテトを迎えてから行ってないし、ちょうどいい機会、行こう！秋が深まったら、私は東京に行くのです。なんて、大層な。何しろ出不精なもんで。宣言しないと行けません。