久しぶりに湿度が低くて秋らしい日でした。こんな日は家中のシーツや布団カバー、ポテトのクレートのタオルケットまで洗い、次々干してもどんどん乾いて気持ちがいい。気候がいい日は私も機嫌がよくて、普段面倒な仕事もしてしまおうかなって気になる。で、引き出しにたまったままの請求書やレシートの整理。あらま、払ってない通販の請求書みつけ。郵便局に行ったら、人がいっぱい並んでる。そうか、今日は連休の中日か。
夕方は洗車をして、水切りをかねて公園までポテトを乗せて走る。うわあ、公園には子供がいっぱい。運動会の代休なんだ。小学生がうじゃうじゃ。サッカー、アスレティック、野球。にぎやかやなあ。
ポテトはロングリードじゃないのに、狂い走りをはじめて大変。そう、ここの公園はいつもパートナーがロングリードで狂い走りさせているんだった。しまった。こんなリードじゃポテトも私もきついわ。草の丈が久しぶりに来たらおそろしく伸びていて、ポテトの姿が見えないほど。ワサワサ〜ザワザワ〜ゾゾゾゾ〜。音だけがして草が倒れていく。怪しいぞ、ポテト。
私のひざまで生い茂った草原を見渡すと、奥のほうにすこし丸く平らになった部分があります。目を凝らしてみたら、そこには小学生の女子二人と男子一人が自転車を倒し、自転車のかごからは本が何冊も転がりだしています。彼らは車座になってゆったりと座り込み、三人とも一生懸命本を読んでいます。表紙の感じから、どうやらハリーポッターみたいです。すごく真剣な顔をして読んでいます。いい感じやなあ。夕日がやさしく彼らを照らし、さわやかな風が草を揺らす。草原の真ん中に隠れて本を読みふける少女たち。公園でにぎやかに遊ぶ子供たちの喧騒から草原を隔ててそこだけが静かな静かな世界でした。心が洗われる素敵な景色でした。
ちょっと写真を撮らせてもらいたかったけれど、邪魔をしたら悪いので、遠くから。
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