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これは、今、横浜クイーンズイーストにある｢小さな小さな黒いバッグ」の部分です。お花の形の革はハサミとカッターで切ってつくっています。ハサミで切ることは、好きですねえ。子供のころ、テレビで見たハサミ一つでなんでも切り抜く芸人さんを見てあこがれてまねをして遊んでいたほど、好きなんです。そういえば、大学の染織の授業も、型染めの渋紙をカットする工程が一番好きだったし。今、バッグをつくるときに革を裁断するのは緊張してあまり好きな作業ではありません。革は紙と違って高価だし、裁断を失敗すると、全く同じ革はまずなくてとっても困ります。だからその段階の「切る」は好きじゃないのです。でも、こんな細部の細工は楽しいですね。
私の遺伝か、息子たちもハサミが大好きで、小さいころは紙を切ってよく遊んでいました。そうそう、ＮＨＫののっぽさんの「できるかな？」が大好きで、何回も再放送を飽きもせず見ては、ハサミ、セロテープでなんやかやつくっていたっけ。親の私は未だにチョキチョキ、楽しんでます。