今日は一日台所に立っています。夕方公園にポテトをつれて気晴らしに行った以外は台所です。そう、おせちつくり。
黒豆は、昨晩から漬けておいたのですが、今年はさび釘が手に入ってませんでした。年々手に入りにくくなっています。建築関係の方に聞いたら、「最近は全部ステンレスの釘なので、さび釘も見たことないですねえ・・・。」ですって。で、昨晩はとりあえず、出刃包丁を漬けておきました。苦肉の策。怖いです。なべに突っ込んだ出刃包丁。朝見たら、液はしっかり真っ黒になっていたので、包丁でも効果あり。でも、包丁突っ込んだままで火にかけるわけに行かないし。で、考え付いたのが、この鉄なべです。普通のなべで煮るより、初めの灰汁が多く出ます。うわあ!灰汁取りが大変。

で、黒豆はごくごく弱火で煮たまま、煮しめや、出し巻き卵、ごまめ、棒だら、ナマス・・・・一人で黙って一日台所に立ってつくる料理はあまり楽しくないです。実家にいたときは、母は、娘の私が手伝っていたし、昔は息子たちがなんやかやとのぞきにきたし。そうやなあ、やっぱり、キッチンは対面式がいいなあ。タイルの壁に向かって黙って・・は暗いなあ。
せめて、誰かが、「お?うまそうやなあ。」とか言って覗きにきてくれたら、張り合いがあるんですがねえ。
今日つくる予定の最終は栗きんとん。ゆでたお芋を練って、栗の甘煮を混ぜて、完成!とりあえず今日の目標達成です。
一日パソコンに向かって仕事をしていたパートナーを呼んで、「栗きんとんのおなべに張り付いて残った分あげるよ!」と言ったら、大喜びで寄ってきた二人。「私にもちょうだい!ちょうだい!」今日は台所に来ると、だしをとった後のかつおや、芋のへた、なんやかやおこぼれをもらえてウキウキのポテトです。「父ちゃんだけ、ずるい!」