ちょっと手ごわい作品の時は、試作品をつくります。たとえば、裏に張り合わせる革の相性をつかみたい時や構造が複雑な時。張って縫って、曲げてみて初めてわかることがあります。

先日仕上がったワニさんのケースの試作、もったいないので、違ったテイストで仕上げてみようと思って、こんな風にしました。ビンテージの革製ブローチの金具をはずして、飾りにつけました。シンプルなデザインなので、持ち手をつけて、バッグのように仕上げました。これもかわいいですね。ワニの型押しって、幅広いデザインができそうです。

去年の秋にいただいたオーダーで、かなりハードルが高いバッグに今日からかかっています。筒型ショルダーなのですが、筒型でも、普通の横向きファスナー方式でなく、縦に使って蓋を開ける様式にすることになっています。つまり、茶筒のように。難しいです。斜めがけ、背中に。あまりきちんと茶筒みたいに形が堅いままでも、背中にコロンと違和感あるし、ある程度形が崩れて、それでいて、筒状を維持して、そして、蓋が開いて、蓋もちゃんと閉じて・・・・ううん、頭痛くなる。
で、小さな試作しています。