tsubaki_style2009-04-08

私は今のアトリエでかつて美大受験生の塾をしていました。その塾を巣立った子とは今も交流があって、子供をつれて遊びに来る子もいます。
今日はパリに住んでいて、バッグの会社に勤めながら、ジュエリーの勉強などしている子が帰ってきました。
有馬のアトリエは彼女にとって、青春の思い出がそのまま残っているところです。そのころはゴンタがいました。今日はブログで顔なじみのポテトと初対面。ポテトは、狂ったように飛びついてお顔をぺろぺろ・・・いったい誰か知ってるの?ゴンタと180度違う人懐っこさにびっくりびっくりの彼女。
お土産に、パリのクリニャンクールのリリエダニエルで買ってきてくれたビンテージのボタンとバックル。
ああ、パリ。あの夢のようなヨーロッパ旅行からもう一年が過ぎました。あのころはユーロが160円もして、バックルやボタンをちょちょいと買っただけですごい支払いになってしまい、そのあとの旅がほとんどカード払い、キャッシングになってしまったという思い出のリリエダニエル。でも、やっぱり、ここのボタンは綺麗です。
パリ・・・・思い出すと胸がきゅんとなる。そして、今夜、パリにいるクリエイターあきよさんにメールをしました。パリはすごい不況だけれど、なぜか食べていけてる・・・と返信が。6月にオーダーの仕事を作り終えたら秋までゆっくりできる・・・なんてうらやましい話。ああ、その違いはなんなんでしょうね?なんて、考えてないで私はこの日本で日々頑張るのです。手縫いのバッグは毎日少しずつ進んでいます。私はカタツムリだけれど、心は鷹。いつか大空を悠然と飛んでみたい。