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私がもう一度ものをつくる人としてと生きたいと思いはじめて悶々としていた頃、何から始めたらいいのかわからなくて、まずしたことは、つけるのが好きで集めていたシルバーの指輪を自分でつくることでした。東急ハンズで一通りの道具、材料を買って、銀粘土で指輪をつくってみました。数点目につくったのがこれです。自分としては結構気に入っています。枝と実がつながったようなイメージでつくりました。銀粘土はもどかしく、はまるという感じまでいかず、その後、運命のニューヨーク行きの後、バッグ作家となりました。
この指輪、去年辛いことがあった時、もう限界・・と思っていた時、手指を触っていたら、突然パコン！と割れました。焼きが甘かったのが原因でしたが、ちょっとびっくり、ショックでした。完全に真っ二つにならないように大切に持って帰ってそのままです。その時のつらい思い、悔しさは今はプラスにしています。
今つくっているのは、ジォデシック・オリジナルのシルバーバックルを使ったベルトです。バックルなどの金具もいつかは自分でつくってみようと思っています。