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友人のＭちゃんのバッグです。もう一年以上前から「つくってね。」といわれていたのですが、なかなか実現しなくて、この夏、ついに具体的なデザインもアトリエでモデルを作って決めて、ようやく・・・です。革は、渋いオレンジ色というリクエストで、見つけたのがヌメのこの革です。裏は花柄のピッグスエード。片面はカシメを飾りにつけて、少しハードな感じ、もう一方は裏の花柄を飾りに持ってきて、優しい感じ。二つのイメージで表裏使えるようにしました。「表裏イメージが違うのってできないかなあ？」という彼女の提案から思いつきました。
オーダーのお仕事で楽しいのは、こうして、お題を頂くことです。バッグが倒れても携帯が飛び出さないのがいいなあ・・・・という機能的なものから、とにかく、目立ちたいの・・・というイメージ的なものまで、お題をいただいて、あれこれ考えているとき、思いついたとき、うまくいったとき・・・たまりませんね。
ジィオデシックのまゆりさんから、本をいただきました。

デレクジャーマンの家にインスパイアされて描かれた小渕ももさんのイラストは優しく胸にジーンと沁みます。
イラストの中にある手縫いのステッチに一層引き込まれました。「革でこんな世界を表現してみたい・・・・・」ふとそう思いました。したいことはどんどん増えていきます。