tsubaki_style2010-01-20

五箇山合掌造り集落の民族博物館に展示してあった、嫁入りのかんざしです。
セルロイドの質感は鼈甲とはまた違った美しさを持っています。この薄さ、透明感、色合いが好きです。
明治時代のセルロイドのかんざしを飾りに使ったバッグをつくったことがあります。

生成り色のトカゲの型押し革を本体に使い、真ん中には蛇革、マチは、同じく明治の紺色の古代布でつくりました。持ち手は竹。日本的なテイストのバッグです。
かんざしが折れそうで実用的ではないのですが、このデザインが好きという方のために、オーダーでおつくりした際には、同じセルロイドのかんざしを、取れにくいように、強力ボンドでしっかり固定しました。最近は携帯のデコレーション用に、強力でプラスティックなどの透明感を損なわないものが開発されているようです。今日そのボンドが届きました。アイフォンのカバーに革をデコレーションする予定です。