昨日買ったFURLAのバッグには取り扱いに関する結構長い注意書き、小さな冊子で二ページくらいに及ぶものがついています。ふんふん、なるほどね。
たとえば、「天然皮革は繊維に比べて低温で染色するため、色落ちを完全に防止することはできません。特に、ヨーロッパの皮革は、日本のものに比べて色落ち、色移りがしやすい傾向にあります・・・・」
私が好んで使うタイプの革はつやのないものが多いのです、それも色が安定しません。染色方法で、塗料系のものは強いですが、革の風合いを生かした水染めのものは、やはり、色が安定しにくい。まして、顔料として、赤や青は弱い。ううん、弱いものがまたきれいなんだなあ。
さて、Kさんから、今日すてきな写真を送っていただきました。
春になってこのバッグの活躍の季節が来ましたよ。車にさりげなく積んだバッグが素敵だったと。

嬉しいですね。本当にかわいがって下さっているのが伝わります。でも・・・色はかなり薄くなっているような。これも、つやのない水染めの革なので、色を保つのは難しいようでした。
Uさんのペンケース、仕上がりました。

ピンク色なので、これも色が変化していくかもしれません。
もっとも、KさんもUさんも、色が変わるのをそれもまたいいんじゃない・・・っておおらかに楽しんでくださるお客様ですので、ありがたいです。
ただし、お洋服に色が移ったりなんてことだけは避けたいです。