tsubaki_style2011-07-12

食べてくれる人がいなくなると、料理の腕は落ちます。ここ数年、tsubakiがますます忙しくなり、家で食事をすることが少なくなると、一人ではわざわざ手間のかかる料理をしなくなりました。かつては真剣にこれで小料理屋でもやっていこうかと思い、毎日つくった料理を写真にとって残していたこともあったのですが。
そんな近頃の手抜きな私でも、絶対失敗しないのがイワシの梅煮です。
これは我が家の常備菜です。新鮮なイワシが手に入るからこそ美味しいものがつくれるのですが。今日も死後硬直状態のイワシを見つけたので、つくらずにはいられない。このレシピ、絶対美味しいので、新鮮なイワシが手に入ったら、是非やってみてください。
イワシの内臓を取り、塩水で数回洗ってから、ひたひたになるくらいの米酢、濃い口しょうゆ、日本酒を1:1:1で加熱し、イワシ、梅干2・3個(シソも混じっても良い)を並べ入れます。後はコトコト弱火から中火で煮汁が少なくなるまで煮含めるだけ。大体30分から一時間程度です。酢のおかげで骨まで柔らかくなります。
秘訣は甘みを加えないこと。みりんはだめ。梅といわしの甘みがおいしいから。梅干はできたら自家製がいいです。甘みの入ってないものを使ってください。熱々ご飯に乗せてもよし。でもね・・・
今日はこれをあてに、日本酒の新酒。ああ、日本人でよかった!
でもね、日本人でよかった・・ではないことも。
イワシと一緒に買ったニュージーランド産のリンゴ。

あら?こんなリンゴ見たことないなあ。小さくてゆがんでいますが、色が綺麗でかわいい。ためしに買って見たら、ノックダウン!齧ったとたん、クラクラ〜
人生で一番美味しいリンゴに出会ってしまった。
なんだこれは?
まず、リンゴ自体がとってもいい香り。
そして、パリっとした歯ごたえ。果肉が固い。
でもジューシー。
で、何よりも、甘い、すっぱい。
ああ、これぞ、リンゴの味。
夕方また買いに走りました。
品種はJAZZ。
ニュージーランドに住みたい。
食べることが大好きな私です。