tsubaki_style2012-02-25

兵庫近代美術館で今開催中の「解剖と変容」アール・ブリュットの巨匠展・・・見に行ってきました。「最先端がここにある!」・・・とは思わんかった。好みとしてはブルニー、結構好きだけど、たくさん見ると、食傷する。

90分の重い映画見て一番心に残ったのは、50年間の入院生活を経て・・・ということば。そして、養護学級の子達を指導していた時のことを思い返し、考えることはたくさんあった。図工の時間は交流学級ということで、養護学級担任がこどもに付き添ってきます。あくまで補助ならいいのですが、先生が筆、鉛筆を持って、手を添えたり、ひどい場合は、先生が勝手に描いてしまったり。私はたとえ、線しか引けなくても、その線には意味があると思うので、絶対に手を加えて欲しくない。そういう風に先生にお願いして、ぐるーっと、他の児童の指導をして戻ってくると。。。。ああ、先生手を出したな。がっくりする。特にげんなりしたのは、表に出る展覧会の出品作品。これはもう、ほとんどが先生の作品じゃない?って、丸わかり。ああ、何でそんなことするんだ。もし、私が教師の仕事をもう一度する機会があれば、あのころは非常勤という身半分の立場だったから出来なかったこと、やり直したい。でも、今の学校という組織の中ではもうしたくない。アール・ブリュット美術展に行ったけれど、見た作品は、想像を超える感動を得るものではなかったし、むしろ、いわゆる障害がある児童の美術教育のあり方について考えることの方が多かった。日本の場合、どうしても、コントロールされていて、ファンタジックな絵画などの方向に向かされているような気がした。
今日の本当の目的は大きなコラボイベントを計画中の陶芸作家三木陽子さんとの作戦会議です。三宮まで出て、遅めの中華ランチを済ませてから、喫茶店で会議。

センセーショナルなショーを考えています。