tsubaki_style2012-03-04

今まで革を買うといえば、主に浅草だったのですが、浅草であるレザーショーに行くと、出品されている関西のタンナー(革加工業者)が結構多いので、これは一度行ってみなくては・・・と思っていました。
今日ついにその日が。朝から革作家仲間の黒田さんの運転で姫路に行きました。毎月第一日曜日に開催される、レザーフェアーを楽しみにしていたのですが、残念ながら、そこには好みの革が並んでいませんでした。頑張りすぎのピカピカのプリント加工や、やけに律儀にリズミカルな型押し加工。。。ううん、ちゃうねん。そんなん欲しくないし。。。がっくりして、このままでは帰りたくない。どこか日曜でも売ってくれるタンナーないかいな?そこに運命の出会い!会場におられた革組合長のおじい様が、それじゃあ、うちの会社においで、見せてやろ・・・とあり難いお言葉。
大昌さんという大きなタンナー。日曜日で休業中なのですが、会長さんの息子の社長さんがバトンタッチして、革を見せてくださいました。社長さんは、私たちと好みが似ていて、まず、ラッカー仕上げは嫌いでつくらない。オイルや蝋の仕上げ方に相当なこだわりを持ってはります。革本来が持っている生き物としての魅力を生かした仕上げはどれもすばらしく、テンションはグングン上がっていきました。欲しい革はいっぱいありましたが、お休み中でもあるし、今回はとりあえず二枚確保。これからは革探しのストレスが軽減されそうです。最高の日曜日でした。