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一見、綺麗な台所に見えますが、もう20年選手です。
20年前に建てたときのままの姿です。
阪神の震災の時は、先代の冷蔵庫が転倒し、戸棚の中の鍋、食器がすべて飛び出し、ガラスや陶器の破片の海になりました。
ある時期は朝も暗いうちから大きなお弁当三個を作り続け、やがて、一人減り二人減り・・・いつのまにか、一人ご飯の準備をする静かな場所になりました。3日に１回は焼いてきたパン。そのオーブンはよく働いてくれていますが、内部照明が消えたまま。そして、先日とうとう魚焼き器が壊れました。どちらかというと、焼き魚が大好きな私にとって、それは痛い！痛すぎる。
ついにキッチンを新しくすることにしました。そして、先日、神戸のHDCでキッチンを選び、今日は最終チェックに行ってきました。いよいよこのキッチンとのお別れの日が近くなっています。ありがとう・・・・。ほんまによう働いてくれはった。20年使ってるとは思えないですね・・・ってよく言われます。でも、ほんまによう使ってきましたよ。唯一の失敗は、北側に家が建つと見越して窓をつけなかったこと。未だ空き地です。夏は汗だらだらで立って来ました。今は育ち盛りの男の子たちに食事を作っていたころが懐かしい。「今日のおかず、何？」って聞いてきたあの声が懐かしい。今は出汁をとってると、ポテトがトコトコとやってくるだけ。そう、ポテトはお肉のにおいより、出し鰹のにおいにそそられるのです。おかしいねえ。好みは同じ？