tsubaki_style2012-05-30


牛の毛皮です。一般的に「ハラコ」という表現をされることが多いですが、ハラコは胎内にいた牛の毛皮のことなので、本当はちょっと違うんです。ハラコは柔らかくて、ビロードのようなタッチです。私はどちらかというと大人の牛の毛皮のほうがダイナミックで好きです。この革のように、色んな色で染めたもの、薬品加工をして、ところどころ毛をなくしたものなど、高価なので、なかなか一枚では買えませんが、魅力的な素材です。
今日、この革を使って、バッグをおつくりすることになった小山さんは、お花を扱うお仕事のプロです。お好きな色はやはり、グリーン系。おしとやかな雰囲気の中に、穏やかで強い意志を感じるその印象を表現できたらいいなあと思っています。
もうおひとりの久保木さんはウェディングのスタイリストさん、少し前から、スタイリストさんのブラシケースのカッコいいものをつくりたいね・・・とアイデアを暖めています。今日は革をアレコレ触りながら、アイデアを出し合い。まずは名刺入れから一点ものオーダースタートしていただくことになりました。
お二人とも、solusが描く女性像にピッタリの方。肩に力が入らず、わが道を行く、芯の強さと、優しさ。素敵な女性が私の周りにはいっぱいおられます。うれしいです。