tsubaki_style2012-06-26

今日の仕事。
秋の新作のお財布をほぼ仕上げて、いよいよトニーさんのバッグにかかっています。しばらく革を眺めて、やおら裁断。一枚の革のどの部分をどれくらい使うか。。。それは直感です。そういうときの私は、料理人みたい。料理人はけっして設計図を描かないように、私もまず、簡単なラフスケッチをするだけで、後は革を睨んで、革の声が聞こえるのを待って、ここぞ!というところではじめます。美味しそうな端っこを二箇所取りました。
金具も19歳の男の子でありますが、チャラオではないトニー君に合わせて、オトナ感をかもし出しましょう。
わたしのバッグや財布つくりは、こういった感じで、料理や絵の感覚で仕上げていきます。だから、完全な図が出来るのは、ものが完成してからです。記録のために。でも、たいていが一点ものなので、その記録はあまり活用されていません。