tsubaki_style2012-07-11

トニー君がバッグを受け取りに来てくださいました。
私の周りでは、多分高校生、大学に入学してすぐくらいの人は女子も男子もまだ革のバッグを持っている人は少ないようです。革のバッグというと、構えてしまうようなところもあるのでしょうし、もちろんお値段が高価というのもあるでしょう。確かに高価な素材でありますが、コットンやリネン、木のように、太古の時代から人間の体にちかしい素材です。傷がついても破れても、それも生きている素材として楽しんでもらえたらいいなあと思います。遠い昔からの人と革との関係を思い起こし、人の歴史を思い、若い戦士のイメージを少し抱きながらつくらせていただいたバッグでした。

さて、午後はバッグの持ち手を仕上げ、夜は留める部分のパーツをつくっています。同じデザインのバッグでも、素材が違うので一点一点、バッグに合わせて微妙にサイズを変えたりします。