久しぶりのメンズ財布のお仕事です。

以前は革漉きを手でしていたので、こういう仕事が入ると、それはもう、大変な肩こりでしたが、今は革漉き機があるので、その工程が随分楽になりました。でも、革漉き機は微調整が出来ないので、大切な革を漉きすぎたり、失敗しないか、めちゃくちゃ緊張するので、それがまた肩に力が入っていけませんねえ。大体を機械で漉いて(厚さを薄くすること)最終的には仕上げを包丁を使って手でやります。やっぱり手が信用できるのです。もっとも、革全体を薄くしたい時、たとえば、今回なら、カードケース部分に使う革は専門業者さんに送って漉いてもらいます。0.8ミリで・・・とお願いしたら、きっちり0.8ミリの厚さにして送ってくださいます。助かります。
さて、今日は小銭入れ部分を作っています。Hさんは几帳面な方なので、小銭をためこまないそうです、かといって、ズボンのポケットにジャラ銭を入れるのはいや(私もそう言うのは苦手です)だそうで、では、最小限の大きさの小銭入れをつけましょう・・・ということになりました。マチがしっかり開くので充分入りますね。
漉きの繊細な部分はやはり、手で。そして、仕組みが細かい財布は、バッグより手縫いが向いています。革のつなぎ目を考えながら、針目を打てるし、革が裂けることがないのです。手加減・・・とはまさにいい言葉です。
手・・・・今夜はバイタルリアクトの治療を受けながら、手について考えていました。先生は手、指で私の体、骨を触って、どこが不調なのか読んでいかれます。バイタルリアクトはコンピューターも使いますが、基本になるのはやはり、先生の手、指のセンサーなのですね。今日はまさにここだ!という痛みのつぼを指圧していただいて、「そこ、そこ!」って叫びたくなるほど痛気持ちよかったです。。。ありがとうございました。。。すごく軽くなりました。副交感神経勝った!眠気がとろーん。治療のあとは仕事は控えたほうがいいそうで・・・夕食済んでアトリエに下りると、フラッと続きがしたくなる。仕事したくてうずうずしながら、今夜はちょっと早めに寝ようかなってしおらしく。。。。。明日はトータスさんの野外ライヴです。朝から仕事がんばろっと。