「一点ものって、本当に贅沢ですね。」って。。。。。。
先日の赤いバッグをお買い上げいただいたSさんの嬉しいお言葉。
人と同じものがいいなって思う人もいるだろうし、何点も生産されているから、品質が安定していていいわって思う人もいるだろうし、色んな考えや価値観の人がいるから、経済がまわってるんだと思う。私がやってることは、経済をまわすことに何にも役に立ってないかもしれない。でも、onlyなものを選んで持つという事は、その人が今何を考え、何を感じ、何、誰を愛して、何を伝えたいか、どう生きたいか・・・・それを表現する手段でもあると思います。なぜ、私はこのバッグに惹かれたのか、なぜ、この革で財布がつくってほしいと思ったのか、そして、なぜ、私はこの革でこの布で、このアクセサリーでバッグをつくりあげようとしているのか・・・・すべてが運命で導かれているように思えます。いわゆるスピリッチュアルや運命論的なことはどちらかというと関心がないのですが、そんなふうに思えるのです。一点ものゆえ、素材と私の出会い、素材と素材の出会い、私と人の出会い、人と作品との出会い・・・・出会いはたくさんあるけれど、すべてがonlyな出会い。

クリスマスイベントは「お守りになる贈り物」がテーマだそうです。「神様のお慈悲に変わるものなし」というタイトルのタンザニアのカンガという布を使って、バッグの中袋を手縫いしました。「朝陽のバッグ」制作中です。構想は半年前から。じっくり時間をかけて仕上げています。