tsubaki_style2013-01-31

昨日この「カットスティールボタンのバッグ」がお嫁に行ったそうです。私がガルレに顔を出した後だったそうで、お買い上げくださった方にお目にかかれなくて残念です。ありがとうございました。ガルレに納品したバッグで今店頭にあるのは、吟遊詩人のバッグと赤いバッグのみとなりました。
そして、今朝、ようやくヌメ革のバッグが完成しました。栃木レザーのヌメを使ったバッグはよくあります。上質のヌメで人気があるのです。ヌメ革バッグで有名なG社とはちょっと違う目線でヌメを扱いたかった。敢えて、自分に与えた課題でした。

新宿のど真ん中の地中から、縄文時代の骨が出たそうです。なんと、その人骨には、歯で皮をなめした形跡があったそうです。すごい!新宿のビルの森の下で、4000年前に繰り広げられていた人と獣の関係を想像するのはワクワクします。
このバッグ・・・命の証としての革を表現したかったのです。
金具が全く使われていないように見えますが、肩ストラップはしっかり金具で留めています。見えませんが。そして、うねうねの肩ストラップは柔らかいヌメゆえ、伸びないように、伸び止めの工夫もしてあります。長く使ううちに、形はドロンとクタッとなって行くと思いますが、崩れてはいけないところは崩れないように。