すんなり仕上がらなかったお財布です。


狙いがありすぎて紆余曲折したのもあります。
かわいいボタン。何の実かな?木の実の形をしています。
ハードなシルバーの山羊革をハードじゃなく使いたかった。それが難しかった。喋りすぎになりそうで、きわどかったなあ。わずか9センチ×20センチの額に描くのは難しく、けれど、楽しい。お財布、まだまだつくります。奥が深くて、面白い。
私自身のファッションの好み、いわゆる甘辛が好きです。完全にハードなメンズぽいものは似合わないし、甘いだけのものも嫌い。多分、どんなものも、THEっていうのがいやなんですね。インテリアも、ファッションも、食べ物も。完全に一つのカラーというのがいやなんです。境界で遊ぶのが好きなんです。それは、人も同じです。余裕のある伸びしろを持っておられる方が大好きです。そんな方とは何も話さなくても側にいるだけで、安らぎます。私もそうありたいと願っています。