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五年前に、パリの蚤の市で買い集めた古いボタンは、その当時1ユーロ160円近かったから、かなり高くつきました。
でも、それから古いボタンブームは、ますます加熱して、さらに高価になる一方。
今年のロンドンでの買い付けでも、どこにも珍しいボタンはなく、よほど田舎町まで足を伸ばさないと手に入らないようです。予算オーバーしても、探していたボタンにはあまり出会わなかったです。
海外オークションでも、落札価格は厳しい。古いもの故、仕方ないです。
大切に使いますよ。
今日はふと、引き出しから、パリで買ったボタン類を出して眺めていると、このボタン、使ってみようという気になりました。私のお得意の「声が聞こえた」です。初めてシートから糸を切って外して見たら、裏も綺麗！凝ったつくり方をしていますね。
表裏見せたいから、ブレスレットにしよう。

完成したブレスレットは、クルクルッと手首に巻きつけて、ポチッとホック留めするタイプです。巻き方によって表情が変るし、このボタンの表裏の美しさを堪能できるように考えています。
こうして、素材はある日、突然出番を迎えます。