tsubaki_style2015-05-05

世の中がゴールデンウィーク、うちにとってそれを感じたのはサラリーマンである息子たちが帰省したことくらいです。昔からそういう休みの日に、どこかにわざわざ出かけて行くという習慣はなかった。というのも、若いころは女子校勤めの椿が運動部の顧問だったので、休日は試合の遠征でかり出される。近年はアーティストとしての活動が土日にかかることが多かったり、大学のイベント、入試が週末に集り、休みというものがない。もし、普通に休みがあったにしても、人ごみ、喧騒が嫌いな椿は敢えて外出しなかっただろうな。今日は昼ごはんを食べてから長男が東京に仕事に戻りました。二人の息子たちがそれぞれ変らず元気だということがわかって、話も出来たし、いい連休だったかもしれない。ほんの少しほっこりして、昼下がりに有馬温泉まで椿を誘ってポテト散歩に行く。車が数珠繋ぎになっていて、太鼓橋から向こうは通勤ラッシュのような人ごみです。ポテトを連れて歩きにくいので、橋から川に下りる。買ってきたビールを飲んで有馬のお菓子「山椒小金」をつまんでボンヤリ川を眺める椿。ポテトは相変わらず川辺のあちこちの匂いかぎばかり。平和な時間が流れるが、それもほんの十数分。混雑の中でも温泉街まで歩きたい私の意に反して、椿は早足で帰って行く。まあ、仕方ないね。家で本を読んでるのが一番の休息なんだろうから。
たまには馬鹿みたいにただ行楽してみたいな。なんて思う。あ、それはもう自分が選んだ友人とすることなのかもね。