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綺麗に縫えると、気持ちもクリアになる。
手縫いは写経みたいなもの。心を無にして、淡々と。心が乱れていると、糸目が飛んだり、引っ掛けて糸が傷んだりする。
いろいろな革を合わせて使うのが好きです。微妙に違う燻し金色、キラキラ金色、光物、つや消し・・・・組み合わせ方に私のセンスが問われるし、仕上がったものを喜んでいただける時は、本当に「やった！」と思います。自分の感性には自信があるし、だからこの仕事を始めたのだけれど、持つ方のイメージに沿わなければ駄目だし、自己満足にだけはなってはいけないのです。客観的な目を持ちながら、極めてマニアックな世界観を表現できること・・・目指しています。