tsubaki_style2016-03-14

今日は大阪芸大の現役在学生で会社を立ち上げ、ウェブマガジンをつくって学生の支援活動をしている男子からの依頼で一時間ほど梅田でインタビューを受けました。50過ぎてからクリエイターとして活動している私の話が学生にどんなお役に立てるか?とも思ったのですが、もともと教育に関わる仕事をしてきたこともあり、若い子たちの何か役に立てるならとご協力させていただきました。何もやらないより何かしよう、若いころの選択はマイナスだったなと思うことも多々あるが、マイナスもたくさん積めばプラスになる、そんな話などさせていただきました。私の人生は今まで、やっぱり頑張り屋さんだったと思います。もう嫌!と言いながらも、それは口先だけで、思いっきり泣いたあとには、また立ち上がって一からやり直す。そんな人生だった。七転び八起きって言うけれど、転ぶ回数は数知れず。転んでできたかさぶたはいつの間にか綺麗に消えているのです。すべてが前向きな性格でもないし、グジグジと済んだことを悔やむこともある。でもそれも引きずらないです。引きずっている時間はもったいない。貪欲に生きています。できることは、どうしようかなあと思うくらいならしてみる。会ってみようかな、やめようかなと思う人も会ってみる。やらないよりやったほうが人生の引き出しが増えて面白いのです。
そんなこんなで、今は沢山の面白い人に囲まれて、飽きない人生を送らせてもらっています。それも、長い長い暗黒の時代があったからこそ。社会からどんどん阻害されている不安で一杯だった専業主婦時代。あの時期があったからこそ、今が楽しい。そしてあの暗黒というけれど、二人の息子たちを育て上げたある意味最高にクリエイティブな時間は私にとって宝でもあるのです。ずっと思い通りになんかならない。いつかきっと・・という思いが叶うのは、どんな状況の時も真摯に生きていてこそなのです。インタビューから戻って、静かな有馬のいつもの暮らし。ポテトの散歩をして見上げたら、六甲山には冠雪。なんと、20センチも積もったらしい。この冬の最高だって。道理で寒かったはず。花粉症はしっかりなのにね。さあ、明日からまた集中しよう。