なかなか手のかかる作業でした。

パリの古いボタンはシートに付いたままのデッドストックだったので、24個ありましたが、ボタン穴に針が通らなくて細錐で穴を広げていたら、一個割れてしまいました。ああ、これ以上壊れたら困る!首周りをぐるっとぎっしり並べたいから。そこで、一個ずつ、糸を指でボタン穴に通してから、針にまた糸を戻して革に縫い付ける。その繰り返しをして仕上げました。糸は最強の糸を使ったので、それに合う針ならどうしてもボタン穴を通らないのです。そんな時間のかかる仕事でしたが、イメージ通りの仕上がりになって、満足です。
胸元が大きく空いたお洋服につけてください。シャツのボタンをたくさん開けてつけるのも素敵。レースは肌を綺麗に見せてくれます。隠してくれるところもあるし。薄いのでデコルテの上に乗ってその形もまた綺麗。お気に入りの一点完成!アクセサリーは大好きです。楽しい!さあ、明日はバッグの完成を目指しましょう。そして、ぼちぼちと間に待っていただいているオーダーを入れていきます。