tsubaki_style2016-07-06

今日のノルマ達成。
持ち手一本完成です。枯れ木のような持ち手です。うんうん。イメージ通りですね。持ち手一本つくるのにも時間はたくさん必要です。
革をカットする。伸び止めテープを貼る。二枚ずつボンドではり合わせる。両サイドに金槌と目打ちで縫い目を空ける。縫い合わせる。縁を削る。仕上げ材を塗る。磨く。これを二回繰り返します。二本分です。
メイドインチャイナのバッグと比べないでください。流作業です。ミシンでガガガッと縫ってます。素材も安物です。イベントで店頭に立っていると、値札を見て、高いですね・・・買えませんねえと言われること多いです。そりゃあ、今時5000円均一でバッグ投げ売りしてますから。なんでその価格なのか説明するのもなんだか悲しくなってきます。どこぞのブランドの塩化ビニールのバッグが何十万もするのに,solusは高いでしょうか?いや、高いのでしょうね、無名のブランドですから。私の場合は、手仕事としての手間や、素材探しの手間を価格には入れていないです。それで高いって言われたら、私たちの仕事って、時給20円とかの話になってしまうのです。いや実際そんな場合もあります。どうか、デザインや遊び心にお金を払ってください。もちろんそこに惚れてくださってこです。私のお客様は本当に数が少なくてもそれでいいのです。わかってくださる方に買っていただければそれでいいのです。
今日は綺麗事じゃない作家の本音を語らせていただきました。
三島ではそんな気持ちを共感できる作家さんとまゆちゃんに託せます。感謝です。