tsubaki_style2016-12-24

今年最後の仕入れに、朝から姫路へ走りました。クリスマス連休らしいですが、高速道路はほとんどが搬送トラック。年末の慌ただしさを感じます。
社長渾身の染め上がりの実物は送っていただいた画像よりさらに美しく、一枚だけのつもりが、モノクロと、赤の二枚を買ってしまいました。
使うのがもったいないくらいの美術品クラスです。今日は一人で行ったので、お昼も食べずにそのままUターンして帰ったのですが、素敵な革にときめいて、食いしん坊の私がお腹すいてない。ほんまに革が好きなんだなあと思う。今日はなんだかウキウキ幸せ。でも、好きすぎて切ってしまうのも勇気が要る。
先日のアトリエイベントでは、普段見ることが出来ない革を触ることが出来て楽しかったとのお声をたくさん頂きました。この仕事を始めてずっと面白い革をひたすら集めてきました。近年は面白い革を作っても、大手メーカーは売れ残りリスク回避で買わないようで、タンナーさんも、無難な仕上げのものの生産がほとんどになってきました。私のようにアンチ量産の作家にはこんなことやってみました的サンプル品や、昔の在庫を探し回るしか楽しみはない近年。この会社の社長さんは、面白いことがしたい方なので、私には有難い存在です。また実験してくださいね、社長さん。solus は、年々お嫁に行く作品率が下がる一方だけど、私は変わらずパワフルに自分のつくりたいものを造り出すつもりです。コアなファンの方々に喜んでいただくために。そして、もちろんそれが心地よいから。