病院に向かって歩いていたら、駅の前にふたりの20代の女の子が楽しそうにたわいない話をしながら立っていました。そのむき卵のようなつやつやぷりぷりのお肌をチラッと横目に見て通り過ぎて、ああ、若いっていいなあと思った。
あの頃私は何を悩んでいたのだろう。25がお肌の曲がり角なんていうのが流行っていたなあ。美容院に行ったら、なんて綺麗な肌。羨ましいと40代くらいの美容師さんに言われたことあったなあ。今まで何回くらいそんな角曲がってきたことか。今はもうお肌の調子は大した重要ポイントじゃない。もう体の中身のことで精一杯だ。
50代・・体力には自信があって、夫婦揃ってヨーロッパ、4年前にはロンドン、とにかく1日10時間以上歩き回って、無茶したもんです。若い子よりは足もしっかりしてるし、ちょっとやそっとのハードなスケジュールも平気だった。今だって大型犬を飼って、毎日散歩、椿は毎日高速道路通勤。同じ歳の人よりははるかにパワフルな生活をしている。だけど、今回の椿の病気は、私たちの人生の曲がり角、それも大きな曲がり角を曲がってしまった気にさせています。
なんとかなるね、明日はきっと笑ってる。