tsubaki_style2017-06-27

もしSNS がない時代だったら、テレビがなかった時代だったら、海老蔵さんと麻央さんのことはどんな風に世間に伝わっていたのだろうか。どう伝わるにせよ、何も変わらないのは、夫婦の愛であり、母の子を思う気持ちであり、人が一つの命を終えるときの悲しみであり、無念であり、子が母を慕う切なさであり・・・・・。どんな人も、そして私ももちろん母はとわに母であります。離れていてもいくつになっても、たとえ何ヶ月も音信不通であれ、笑、我が子が幼いころのまま、変わりなく我が子であります。大学に入れたあとはまるで子虎を崖に突き落とす親虎のようにほぼ関与しなかった私流の男子の子育てです。無我夢中だった彼らの幼いころの子育てにはたくさんの悔いが残り、良い母であったなんて自信はほぼありません。やり直せるなら、ガミガミ叱らず、おおらかにみてやりたかったと思います。いや、好きなことが出来て毎日が充実しているらしい息子たちの今の様子を見たら、それでよかったのかも知れないし、マザコンにならず、強い男になったこと、それはそれで、良い母であったのかと思うのですが。
亡くなられた麻央さんの無念があまりに痛くて辛くて、ワイドショーになるとテレビを切りました。私が長男を産んで間なしのころに、椿の先輩の奥様が同じように30代で乳がんで亡くなられました。彼女に頂いた長男の出産祝いのファミリアのベビー服はどうしても処分する気持ちになれず、今も大切に残しています。同じように二人の息子さんを残して旅立たれた彼女の残された無念な思いは今も、私の胸に深く刻まれています。若いお母様がた、体は自分のためだけのものではありません。命を守るために出来ることはしてくださいね。