デトロイトのゆみさんのバッグが仕上がりました。

難しかった。ゆみさんのイメージがはっきりしているから、やりやすい点は多かったのですが、革が扱いにくいものでした。黒に見えますが、本体はとろんとしたヌバックに金加工をしたもので、シルエットは綺麗なんですが、縫いにくい。そして、やっぱり、あのゆみさんのたってのご希望だったワニの荒々しい型押し革が硬くてなじまない。合わせて使いましょうと言ったものの、しっくりこない。思いついたのが硬いこの革で本体の支えになるような使い方をする。くたくたになるシルエットの筋ですね。で、それがうまくいったけれど、今度はものを入れてみたら、パックリ開く。あかん!それはあかん。デトロイトの治安考えたら、ホックボタン必要。いらんものは極力つけたくなかったけれど、そこだけ妥協。ううん、やっぱり難しいわ、バッグは。遊びたいのと実用とのジレンマ。