tsubaki_style2008-11-17

大好きなお料理も、凝った会席料理のようなものは面倒くさくて苦手です。蒸したり油通しをしたりという下準備のいるものはまずパスします。できれば、時間がかからなくて、美味しいものがいいです。パンを焼き始めてもう20年くらいになります。母のまねをして焼き始めてそのうち、ご飯を炊く感覚で毎日のパンは自分で焼くようになりました。人は、パンを焼くというと、「すごいねえ!」と言ってくれますが、実はとってもいいかげんな焼き方です。毎日食べるパンは美味しければいいので。パンこね機は必須です。夕食後、材料を計ってパンこね機にいれ、後は仕事をしながら、時々様子を見ます。形はケースに入れると時間がかかるので、丸めてポンとでおしまい。二次発酵だけオーブンでします。それも、時々台所に上がってきて適当にシュシュっと霧吹きをして蒸気を与えるくらい。仕事に夢中になって忘れ、発酵しすぎて失敗することもあります。焼きあがるのはたいてい11時を過ぎます。ポテトをクレートに連れて行っておやすみをしてから、焼きあがって、荒熱が取れたパンをカットします。この瞬間が大好き。ほわーんとパンのいい香りが漂って、幸せ。もちろんこのままではすみません。ちょっと一口・・・がもう一枚になって・・・。夜中12時の台所で私はワインを飲みながら、パンをもぐもぐ食べてしまうのです。焼きたてのパンほど美味しいものはないし。今日のパンはくるみとレーズン入りです。くるみの香りを立たせるためにトースターでローストしてから入れたら、かなり香ばしく美味しくなりました。でも、レーズンもくるみもたくさん入れすぎて、パンの中から固まりになって出てきました。分量を図ってないからです。今日は多めに入れるか・・・こんな荒々しいのが私流です。美味しいからいいやん・・・です。レーズンやくるみが溢れ出すパンって贅沢やし。少ないよりいいし。素材が良いと、こんな適当な作り方でも美味しくできます。バッグはそうは行きませんが。
ブログを書き終わるころにおなかが苦しくなってきました・・・ちょっと食べ過ぎました。パンがワインを吸って胃の中で膨張しはじめたみたい。後悔。