tsubaki_style2018-08-23

住みながらのリノべは大変です。
仮住まい無しで 部屋ごとに順番に手を付ける方式なんで、経費に無駄はないけど、部屋から部屋の引っ越しが繰り返され、肉体的にきつい。しかも普通の家庭のような荷物ではない。重いものばかりの工具、材料、本、素材。20キロ30キロ普通。とにかくきつい。
以前アトリエから、二階書斎に移動して棚にぎっしり詰めておいた大量の革を今日は一応床だけ仕上がった二階ロフト倉庫に移す。革は重いよー。厚さ4ミリの牛半頭分なんか、ずっちり!何十本、いや何百本あるんです。巻が。自分でもどんだけ買ってきたんだ!と呆れます。
大型台風がどんどん近づく中、一日汗だくで移動しました。
しかし、ここが終の住処ではなく、私のアトリエが完成したら、また移動なんですわあ!よく働きよく食べる。ヒップアップもしてきたし、まあ、よしとするか。日付が変わる頃、外は台風近づいて洗濯機に入ってるみたいな豪雨になりました。台風はもういいです。またまた直撃。ポテトの手術予定を延ばしました。手術は土曜日です。悪性ではないのでいいのですが、やはり全身麻酔は心配です。。

6年前 阪急百貨店でのイベント初日に
開店待ちしてダッシュして、この財布をお買い上げくださったU様

大切に使って頂いてましたが、経年変化で、フラップのボンドが剥がれ、汚れも残りだしたので、アトリエに里帰り。
アトリエはただいまダンボールがぎっしりのただの倉庫になっているので、二階のリビングに道具を持ち込んでの仕事になりました。
フラップ裏を剥ぎ取り、少しイメージの違う端っこ革に張替えました。

強度アップのために、サイドをしっかり縫い合わせ、本体とは3点留め縫い。全体の点検、磨きをして、お返しします。これで、また六年は大丈夫。

長らくごぶさたしておりました。
暑い暑い毎日。リノベは少し進んでます。
まずは椿のアトリエの二階部分から。ここができないことには、私のアトリエに手がつけられないのです、、
先日久しぶりに大阪に出て、デトロイトから帰っておられるYさんにオーダーいただいていたバッグやアクセサリーをお渡しできました。Yさんとの出会いは私にとって嬉しいことです。彼女のオーダーは本当に楽しい。今回もいい仕事をさせていただきました。近況として変化といえば、私が何年ぶりかで歯医者に通っていること。あと、ポテトの良性腫瘍が大きくなりすぎてとうとう手術をすることになったことぐらいかな。どちらも大した事ではないです。笑
元気が何より。でも制作ができない毎日が苦痛です。。。

今のアトリエで最後に仕上がった作品です。
纏うバッグ「生きる」

ものを搬出してがらんどうになったアトリエの一角で撮影をしました。
何もない空間って素敵だなあと思った。
窓から差し込む光がフェルメールの絵画を思い起こさせます。
オーダーくださったデトロイト在住のYさんは、生きざまがかっこよくパワフルな女性。命の証としての革を素材に選んで制作をしている私。人が持って、まとって、初めて命が宿るバッグをつくり続けたい。

tsubaki_style2018-07-23

纏うバッグの中にポケットを付けています。一枚仕立てでもポケットはつけられます。裏がないことには軽いという利点が。そして、纏うバッグのように革がだんだん柔らかくなって体のラインに沿うことを狙っている場合、裏はないほうが革が自由に動いてくれて良いのです。ブランド物のバッグのいくら最高級の表革を使って、素晴らしい技術で縫製しても長く使えない理由の一番は、実は裏に使う合皮の劣化です。solusの場合、裏をつけるときは薄く漉いた革か、コットン、シルク、リネンを使います。

tsubaki_style2018-07-22

片付けでバタバタしていて、オーダーを一つ忘れてしまっていました。お得意様なのに、失礼しました。「また考えてみますね。。」でやり取りが途中になっていたのがいけませんね。注意!
他の件でメールを頂いて思い出しました。セーフ!
お会いするのが来月の8日なので間に合います。よかった。。。。デザインは決まっていたので、革を選んで早速作っています。まだ工具もアトリエにあるので仕事ができますが、火曜日にはデスクをゴミに出すので、続きは二階のリビングで。
アトリエのリノベのために革を一時移動しないといけませんが、先日ガバっとまとめておいたものを運びやすいように何本かずつ縛っています。これが汗カキカキの仕事です。がんばらなくちゃ。私のアトリエの工事は来月末からです。私のアトリエを空っぽにしてそこに椿のアトリエのものを移動するのでややこしいのです。ものを持ちながらの工事はホントややこしい。いっそ全部捨てたい!

お財布は結局何も飾らない形でお渡しすることになりました。

やっぱりこの状態が美しいから。。。。革の美しさそのものを見せたいから。オーダーくださった方も同じ気持ちでした。で、とても良いご提案いただきました。使っているうちにもしボンドが剥がれてきたり、ボタンを押す跡が気になってきたら、その時にチェーンで飾りをつけていただけますか?ああ、それが一番いいですよね、solusのお財布はずっとメンテナンスをして、リメイクまでして使い続けていただいています。楽しみです、ながーいおつきあい。お財布、今回はオーダーで小銭入れ部分に片側だけマチを付けました。小銭の出し入れがしやすくなります。

さあ、いよいよ発送です。そして、アトリエのリノベに向かってsolusはしばらく制作を休みます。何かできる仕事は続けますよ。そうだなあ、またそれが冬からの創作のプラスになるようなクリエイティブな時間をすごしましょう。あっついけどね。さすがの有馬も今年はクーラーなしではやってられません。。。。